「モチベーション」カテゴリーアーカイブ

Global人材の活用

海外に出て活躍する日本人はたくさんいます。日本に来る外国人も増えてきています。特に中国人は日本の大企業にも多く採用されて活躍されています。彼らはは日本語が極めて堪能で同期入社の日本人と同じく頑張っています。しかしある中国人スタッフから「当社は外国人スタッフを上手く活用できていないのではないか?」と問題提起を受けました。

企業は採用時には中国人なら中国ビジネスの将来の重要性を考慮して中国人を採用するのが通常だと思います。しかし実際に業務部門に配属されたら当初の狙いは置いておかれ、日本人と同じ研修を受け、同じ業務を与えられ、同じ昇進ルートを進んでいくことが多いです。

問題提起をしてくれた中国人スタッフは日本語が堪能で同期の日本人と肩を並べて競っていて、私はそこに全く違和感を感じていませんでした。しかし彼女から「私が日本人と同じ土俵で勝負してもコミュニケーション力が劣るので勝ち目はないし、中国人としてのアドバンテージを全く発揮できない。実は同じ悩みを感じている外国人スタッフはたくさんいる」と指摘を受けました。

特に大きな企業では同じような問題を内包しているのではないかと思います。その結果、せっかく採用した固有の才能を持つ人材を流出させているかもしれません。

彼女の指摘を受けて、改めて適材適所、Global人材の育成と活用について考えさせられました。

コロナ休暇でマスターする中国語

コロナの感染拡大が収まらない中、オンライン授業やリモートワークが広がっています。私は会社員で時々リモートワークをやりますが、仕事の効率はともかくとして、通勤時間がないことで自由に使える時間が増えることはとても良いことだと思います。最初の頃は通勤時より遅めに起きて優雅な気持ちになったりしていましたが、やはりこの時間は自己啓発など有益に使うべきだと思い直しています。

コロナ休校中の2ヶ月で中国語をマスターしたスーパー中学生のニュースを見て驚ました。(TBS NEWS 2020年8月24日放送) ニュースの冒頭で彼女が中国語で話すのですが四声拼音がほぼ完璧で、いきなり負けた!という感じでした。彼女は小4で英検1級に合格したり小6で数検準1級に合格したりとスーパー少女なのですが、生まれ持った才能もさることながら夢に向かってひたむきに努力しているそうです。大人も負けてはいられません。

リモートワークのメリットを最大化すべく、時間を有効に使い自己啓発に取り組みましょう。中国語をやる人は定期的に集中的に学習するチャンスです。頑張りましょう。

使わないと忘れる

言葉は使わないと忘れます。その忘却スピードは思うより速く、本当にあっという間に言葉が出なくなります。アスリートが練習を1日サボると1週間分の蓄積がダメになり、1ヶ月サボると1年分の蓄積がダメになるというようなことを聞きますが、言葉も同じだと思います。中国を離れて1ヶ月もすると不意に接する中国語に即応できなくなっている自分に気付き愕然とします。

ただ、一度定着した知識は完全に消え去るわけではなく記憶の奥底に沈み込んでいるように思います。実際離れてもしばらく中国語を聞いていると大部分の記憶が蘇ってくる感覚があります。ただいつまでも沈み込ませたままで放置するとやはり徐々に消滅していくのでしょう。中国の大学にまで行ったのに帰国して全く使わないで過ごしているうちにほぼ忘れてしまったという残念な方もいます。

記憶を劣化させないためにはこまめなメンテナンスが必要です。専任学習者でない限り日本で中国語を使う機会は少ないので難しいですが、会話の相手がいなくても聞くだけでも記憶はかなり維持できると思います。映画やドラマなど好きなものを見流すだけでも大丈夫だと思います。あまり負担になると続かないので気軽に楽しめるものが良いです。何より良いのは中国人の友達を作って話すことです。職場に中国人の同僚がいたりしたら最高です。近年では日本で生活する中国人がたくさんいるので意外と身の回りにいるかもしれません。

せっかく学んだ中国語です。しっかり維持していきましょう。

気の合う中国人と友達になる

私は中国経験が比較的長いのでいくらか中国贔屓になっていることは否めませんが、私が中国と付き合い始めた頃に比べて、教養があり洗練されマナーが良い中国人が増えたことは間違いありません。ずっと日本にいて報道でしか中国を知ることがない多くの人たちにとっては、中国人は今でも油断ならない大国のマナーを知らない迷惑な人たち、いわゆる「困った隣人」なのだろうと思います。確かに15年前に社会の第一線で活動していた30代〜50代、その中でも年配の人たちにそういう人が多かったのは事実です。私も当時はそんな中国人たちが大嫌いで、散々喧嘩もしましたし中国の仕事から逃れることばかり考えていました。中国語も全く学ぶ気になれませんでした。そのイメージに加えて大挙して日本にやってきた爆買いツアーの傍若無人な振る舞い、それに国際政治に関する悪い面ばかり強調するかのような報道が拍車をかけ、中国人に対してネガティブなイメージしか持てなくなっているのは理解できます。

しかし、中国人は劇的に変わってきています。以前は国内で「ちょっと変わった新世代」みたいなやや非難を込めた意味合いで80後とか90後とか言われていた人たちは、前世代の人たちと全く価値観が違い、洗練された人が多いです。もちろんそうでない人もたくさんいますが、以前のように誰一人として話が噛み合わないなどということはありません。私自身はそういう人たちより一世代上なので同年代同士の親しい付き合いは難しいですが、若い方々は素直に付き合ってみると価値観が合う人もいて良い友達になれると思います。特に日本に留学するような中国人は日本に何らかの興味があるので交流し易い筈です。

身近に中国人がいる人は一度偏見を捨てて互いに1人の人間として正面から交流してみて下さい。良い友達になれる可能性は大きいと思います。友達になり一緒に行動したりするようになると、中国語学習のモチベーションが高まり、中国語力は飛躍的に向上します。言語はコミュニケーションツール、コミュニケーションを楽しめることが習得・習熟に最も有効です。

中国語は国際共通語になり得るか

現代においては国際共通語として英語が使われています。中国が国際的に影響力を増していくにつれ、中国語が英語に変わって国際共通語になり得るでしょうか?私は難しいと思います。

国際共通語は古くはラテン語だったそうです。ローマ帝国の繁栄と拡大がその基礎になっていて、ローマ帝国滅亡後もヨーロッパでは広く使われていたそうです。時を経て大英帝国が世界を席巻しその後アメリカが大きな力を持ったことによって、英語が世界中に広まりました。大英帝国はヨーロッパでの影響力に加えて植民地を拡大したことで、アフリカ諸国やインドなどで英語が公用語になり今でも使われています。アメリカは世界大戦や冷戦に勝ち抜き事実上世界の覇権を握り、経済発展をグローバルに進めました。それらによって英語が国際共通語として認知されて、現在ではほとんどの国で学校教育で第一外国語を英語にしています。これが正のスパイラルになって英語はどんどん広がり定着していっています。この流れはそう簡単に変わりませんし、変える必要性も見当たりません。

中国語人口は世界一多いと言われますが、基本的にそれは中国人の人口が多いことによるものです。東南アジアなどで中国語を話す人が多いのはやはり中国人が華僑として移り住んでいるからで、共通語として使う動きがある訳ではありません。今後中国の影響力は大きくなっていくでしょうが、過去に行われたような大規模で露骨な他国の征服や言語の強要には向かわないでしょうし、英語がその地位を確立している中、中国を中心としたグローバル経済が発展したとしても、国際共通語をあえて中国語に切り替えていく必要性も生じないと思います。そして中国もそう遠くない将来、日本と同じように少子高齢化が徐々に進んで国力の伸びは徐々に停滞し緩やかに衰退に向かう筈です。

中国語の有用性は今後も高まると思いますが、国際共通語にはなり得ないと思います。今後の外国語学習は、必須は英語、オススメが中国語、の位置付けだと思います。

お金を絡ませる

人間お金がかかると思わぬ力が発揮できるものです。特に私の場合は得をすることについては底知れぬパワーが発揮できます。

最近は見なくなった気がしますが、中国では以前は銀行の為替相場や換金案内があるところに小さなポーチを持ったおじさんがいたものです。換金レートを見ていたりしていると声をかけてきます。銀行より良いレートで換金してくれるというのです。しかも安全のために銀行の口座を通してやり取りしましょうと提案してきて、銀行もそれを拒否しないのです。最初は驚きました。

当時私は中国語が下手だったので、怪しげなおじさんが何やら金の話をしてくる、詐欺か?と思いました。だから最初は無視していたのですが、公共の場で臆せずにやたらと熱心に話しかけてくるし、銀行の窓口のお姉さんと話をしたりしているので、警戒心を解いて少し聞くことにしました。するとどうやら私もおじさんも儲かる話のようだと分かり、それが分かると急に脳がフル回転するようになって、不思議と中国語でガッチリ打ち合わせができました。ちょうどその頃は元価格が上がり続けていて手持ちの日本円を全て元に換えたいと思っていたタイミングだったので、交渉の末、結局おじさんが提示した限度額も超えて大量に交換してもらいました。恐らく厳密には違法だとは思いますがまあいいかな?と。もちろん帰任時に元を円に換金する際には、今度はこちらからおじさんを探して換えてもらいました。

個人的な話で恐縮ですが、お金がかかると意外なパワーを発揮するのは私だけではない筈、中国語でしっかり喰いついていきましょう!

HSKを受ける

汉语水平考试(Hanyu Shuiping Kaoshi)はノンネイティブを対象とした中国語の能力試験です。中国への留学や企業への就職の際に能力確認に使われる認知度・信頼度が高い試験です。試験を受けることにすると明確に期限が決まり強制力が働きますので、集中的に学習するようになります。これは学習を効果的に進める上で非常に重要です。人間自己を律する力は弱いもので、目標や期限を決めても忙しいとか体調が悪いとか自分に言い訳をしてペースダウンしたりやめてしまったりします。受験の申し込みですら、まだ受験するレベルに達していないとか、時期的に勉強時間がとれないとか、言い訳をして先送りしがちです。何も考えずに機械的に申し込みましょう。とにかく退路を断つ、これが何より大切です。

リスニング、文法、リーディング、語彙等のコラムでお勧めの学習方法を紹介していますので参考にして下さい。それらに加えてHSK用の勉強をすることをお勧めします。まずはHSK対策教材で問題を解くための知識とコツを学びます。私が使ったのは「新HSK考试辅导教程」でとても良かったのですが、アマゾンでは4級編しかありませんでした。私は使っていないのですがフルーエント外語学院(中国語指導が非常に優れています)が出版している「最強の学習法」が良いかもしれません。

【全新正版】新HSK考试辅导教程(4级) 陈香 9787040340730 高等教育出版社

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そして重要なのが過去問をやり込むことです。HSKでは過去に出題されたものと類似した問題が出ることが多いからです。3年分くらいは繰り返しやりたいところです。

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そして模擬試験問題をやります。試験と同じ時間配分で何度もやってみましょう。リスニングでは音声が始まる前に解答選択肢を素早く読むとか、分からない問題はすぐに捨てて切り替えるとか、リーディングでは確実に得点できる長文読解から始めるとか、同じく解答選択肢を先にチェックするとか、文法問題は先に明らかな間違いを見付けて、等々、いろんなノウハウがあります。時間配分を合わせてその訓練をして、自分に最も適した解き方を見付けましょう。模擬問題の教材は日本のものは主にリスニングやリーディングに特化したものなので、フルバージョンの試験問題が複数回ある中国の問題集をお薦めします。実際の試験より若干難しいので、思うように得点できなくても落胆せずに、トレーニングと割り切って進めて下さい。

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学習以外で私が経験した問題と対策を紹介します。参考になさって下さい。

①試験会場が分からない:中国で受験する場合、ネットで案内された会場がどこにあるのか事前に調べておかないと当日行き着けない可能性があります。私は5級を長春の吉林大学で受けたのですが、吉林大学はキャンパスが複数あり、しかも一つ一つがとても大きいので、HSK会場案内がある所に辿り着くまで迷いに迷って、時間ギリギリで教室入りしました。◯◯大学の場所は知ってるから大丈夫と安心せずに、事前に一度会場まで足を運んでおくことを強くお勧めします。

②受験者が多くて騒がしい:4級や5級は留学生受験者が多いです。記念受験なのか余裕なのか、試験前も友人とおしゃべりを続け騒がしいことこの上なしです。直前まで詰め込み作業をする私にとっては大変迷惑です。そういう事態を想定して耳栓を持っていく等の騒音対策をすることをお勧めします。(6級試験の時は受験者が少なく皆さん静かでした。)

中国語はスーパーランゲッジ?

言語密度は同じ情報を伝えるのに必要な字数(情報量÷字数)で表しますが、中国語はその高さがトップクラスです。ある方の検証によると英語に対して日本語は約2.1倍、中国語はなんと約3.2倍ということでした。映画やドラマで表示される中国語と英語の字幕の併記を見るとよく分かりますが、中国語は英語に比べて圧倒的に文章が短いです。文字自体が意味を持つ漢字を使っているので文字数が少なくても情報量が多いのです。日本語の言語密度が高いのも漢字によるものでしょう。韓国語も高い部類に入るそうです。更に中国語は簡体字の発明によって書き易くなったので、読み書きで意図を伝えるのに最強の言語といえるでしょう。

話し言葉では、一つの音節で伝える情報量が多いのは英語です。中国語も多い方です。圧倒的に少ないのはなんと日本語だそうです。だから同じ内容を伝えるのに日本語は英語や中国語に比べて多くの言葉を費やす必要があります。だから日本人は早口でしゃべる人が多いそうです。ただ面白いのは、一定時間に伝達される情報量、つまり「音節当たりの情報量×速度」を計算すると、どの言語もほぼ同じになるそうです。人間の脳の処理能力に関係するのではないかといわれています。

中国語は全方位的に情報伝達効率が高いスーパーランゲッジだといえます。情報化社会が進展するにつれてその機能は優位に働くと思います。下にAmazonのオーディオブック無料体験サービスを紹介します。このような音声での情報伝達や動画化が進むにつれてますます存在感を増してくると思います。

ただ、中国語の知識が深い方から反対意見も頂きました。「中国語は高度な孤立語なので、理解するときに脳内でテンスやアスペクトや格などを補わないと理解しにくいので、意味が曖昧になったりするケースが多くて脳が疲れます。正確に言いたいことを述べる場合、中国語は驚くほど文が長くなり、極めて能率が悪いです。」とのことでした。また「中国語の効率は日本語より低いと思います。中国語は論理的な部分が弱いです。また、曖昧さを補うためにいろんな限定が必要なので、中国人同士でも中国語を通じないこともよくあります。」とのこと。高度に正確さを求める場合は事情が違うようです。

ジャック・マーの成功にみる言語学習の重要性

ジャック・マーは中国アリババグループの創始者で近年最も成功した経済人の1人です。彼の経歴は広く紹介されているのでご存知の方も多いと思いますが、現在の巨大なIT企業の創業者が華々しい経歴を持つ中で、かなり苦労した経歴の持ち主です。杭州で生まれ育った彼は普通の学校に通い、その中で成績はあまりよくなかったそうです。大学入試には2度失敗し、就職後に再度大学受験を目指し、3度目で抗州師範大学になんとか補欠で入学したそうです。ただ、80年代の中国では大学に進学するというのは大変なエリートだったそうなので、優秀な上に努力をして重ねられたのだと思います。しかし、その後就職をしようと就活するも30社受けて全滅、なんとか大学の講師の職にありついて細々と暮らしていたそうです。このままではいけないと起業をして、その関係でアメリカに行った際にインターネットに出会い、それを中国に持ち込んでアリババを創業して大成功したという略歴です。

そんな彼が子供の頃から必死でやっていたことは英語だったそうです。中学生の頃に近所の外国人が宿泊するホテルに行って無料で観光案内をやっていたというのは有名な話です。大学まで行っていろいろ学習しましたが就職は失敗、仕方なく自分で興したのが唯一使える英語能力をいかした翻訳会社。その仕事を通してアメリカ訪問の機会を得てインターネットを知り、英語でのコミュニケーションで知識を得てビジネスを拡大し、成功へ繋げました。

英語を学ぶことが成功に繋がるというビジョンが彼に見えていた筈はありません。しかし、英語というコミュニケーションツールを得ることで、自分の知らない新たな世界が開けるのでは?ということは、当初からではないにせよ、直感的に理解していたのではないかと思われます。

もちろん英語学習だけが彼の成功要因ではなく、類まれな起業家精神と行動力に起因するところが大きいと思いますが、英語学習を継続したことが基盤になったことは間違いないと思います。

現代では多くの分野で中国が最先端をいく技術やビジネスがたくさんあります。私たちも中国語学習を通して新たな世界を切り開いていければ素晴らしいと思います。

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外国語を学ぶことの意外なメリット

私は義務教育で英語を勉強しましたし、スペイン語もやってみました。(ほぼ撃沈でしたが…)そして現在は中国語をやっています。残念ながらどれも大した結果に繋がっていないのが現状ですが、外国語を学習することで合わせて向上する、対象言語そのものとは別の能力がある気がしていました。

ネットでいろんな方が検証結果を発表していました。まず言語にまつわる能力としては「母国語も合わせて進歩する」「総合的にコミュニケーションが上手くなり外交的で人に好かれるようになる」等々があります。それらは一般に想像できるしその通りだと思います。

「数学を始めあらゆる学習が速くなる」これについてはアメリカマサチューセッツでの研究で立証されたそうです。言語学習は論理的思考能力や記憶力の向上に寄与するそうです。

個人的に実感するのが「創造性が向上する」です。新言語を学習することで母国語にはない思考回路や視点を獲得できる上、使い慣れていない言葉で物事を考えて伝えようとすることが知識を駆使して最適策を見出す訓練になり、創造性が高まるそうです。私は創造力が他と比べて高いという訳ではないですが、自分自身の過去と現在の比較において、中国語を学習し始めてから新たな思い付きや業務課題の新たな解決策が広く発案できるようになってきたと思っています。

嬉しい驚きは「アルツハイマーや認知症などの脳の病気を予防する」ことです。2つ以上の言語を話すと脳の中の神経経路を増やすことになり、情報処理のチャンネルが増えるという研究をアメリカ神経学学会が発表しているそうです。それによって脳の病気の予防になるか或いは発症を4.5年遅らせることができるそうです。

私のように中国語学習に伸び悩みを感じ、挫折しかかっている人も多いと思いますが、言語そのものがなかなか習得できなくてもその他の能力が向上している、特に脳の病気の予防になっていることを踏まえて、気を取り直して頑張っていきましょう。

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先に通じる喜びを味わう

語学は習得するのにとにかく時間がかかります。コミュニケーションができる喜びを感じる前に先の見えない学習で挫けてしまい、やめてしまうケースが多々あります。道半ばでやめてしまうとそれまでの労力と時間が無駄になってしまい、大変もったいないことになります。そんなことにならないように、先にコミュニケーションができる喜びを味わうことをお勧めします。完全習得を待たずに先に楽しんでしまうのです。

そうは言っても下手な状態で外国人と向き合うのには抵抗があります。そこでお勧めなのが、日常でよく使う決まり言葉や文章を一つ二つ完璧にまる覚えして使ってみる方法です。多くは必要ありませんし難しいなら文字を覚える必要もありません。音だけを完璧にコピーして使ってみるのです。人によって違いはありますが音だけをコピーして口に出すとまず伝わらないということはありません。そして伝わるととても嬉しく、もっと話せるようになろうとモチベーションがアップします。

題材としてお勧めなのはアルク社の「起きてから寝るまで表現」シリーズです。私は学生の頃に英語ができず、社会人になって必要に迫られた際に「とにかく簡単な会話だけでも」と手に取ったのが同書の英語版でした。いつくか自分の好きな表現を丸覚えしてアメリカ人に使ってみたところ、意外にもうまく通じてとても嬉しかったものです。だから中国語でも同じアプローチをやってみて、その時の喜びをモチベーションにして何とか今でも学習を続けています。

もちろん、このやり方で通じるのは自分が覚えているセリフだけなので、その後先方から何かを聞かれても話は続きません。ニヤニヤしながら何とかその場をやり過ごのみです。ただ、一言でも意思が通じ合えたら以降は話し易くなり、ブロークンでも良いから会話をしようと頑張るものです。それがまた学習しようとする気持ちを高めます。

是非試してみて下さい。「超入門」がオススメです!

日本再生に向けた中国語習得

シン・ニホンという日本再生の必要性を論じた書籍が出版されました。過去15年でデータ×AIの技術革新に日本は完全に取り残されていて、当該先進国と同じプラットフォームを作り出すのはもはや無理。しかし江戸の鎖国から明治維新後に西欧を模倣し実用と連結の技術を磨いて発展してきたやり方を今から実施しよう。そのための出口産業は既にできている。今こそ意識変革して再生を目指そう、という、とても勇気が出る内容です。新型コロナで社会のあり方が激変しましたが、それにも合致した納得性の高いものです。

当該プラットフォームを持つ先進国といえばGAFAを持つアメリカとBATHを持つ中国です。日本は先ずそれらの国々でどんなIT革新が進んでいるのか、具体的に何が実用化されていてどんな課題があるのか、知ることから始める必要があります。どちらの国から学ぶかはケースバイケースで選ぶことになりますが、どちらにしても先方からわざわざそれを日本に紹介してくれる訳ではないので、とにかく先ず情報を取りにいくための言語能力を身に付ける必要があります。

英語でも中国語でも、今後は必須になる、という曖昧な追従思考ではなく、日本再生に必要な能力として主体的に習得していきましょう。

シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)

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非常時の言語能力の重要性

2020年の新型コロナウィルスの感染防止の対応で言語能力の重要性を痛感しました。当たり前ですが非常時には言語能力が必須です。

先ずは何が起こっているのか理解すること。私は外務省の安全連絡をメールでもらうようにしていますが、その情報はどうしても最大公約数的に大きくまとめた内容ですしタイミングが遅いです。知人と話をしたりローカルメディアで情報を得たりと実態情報をリアルタイムで知るのが最も有効です。

そしてどうすべきか理解すること。リスクがどんなものでどんな防護策を採るべきなのか、フライトがいつ減便されるのか等々、言語ができるとリアルタイムで情報が得られて最善の対応ができます。

また、様々な規制に適確に対応すること。空港や隔離ホテルでの特別対応ではどういうことがあるのか、配られる書類に何をどう記入すれば良いのか、問診では何を聞かれどう答えるべきなのか。先方も英語を使ったり通訳を用意したり翻訳機を使ったりしてくれますが間に合いません。私は同僚の通訳をして大いに感謝されました。

最後に、自分を守ってくれる人に感謝の意を述べられること。私は隔離生活でホテルのスタッフに大変良くして頂きました。文書で、チャットで、感染防止のためにごく僅かですが直接の会話でコミュニケーションできたことは、相手に感謝を伝えられるだけでなく、温かい心遣いを直接感じられることで自分の精神衛生上も有効でした。

当たり前のことですが、現地の言葉を理解できるに越したことはない訳ですが、非常時にはそれが生死を分けることにもなりかねないということを実感した次第です。これを機に更に真摯に中国語学習に取り組もうと決意を新たにしました。

皆さんも頑張りましょう。

やる気になる学習場所を見付ける2

勉強をやる気になる場所を見付けることが非常に重要だとコメントしましたが、遂に私にぴったりの場所を見つけました。中国の大学の海外教育学院の留学生寮にあるカフェです。快適且つある程度の自制心が働き、そして同じ目的を持った学生さんたちがたくさん勉強しています。留学生寮ですがカフェは一般利用が可能です。ここでなら条件が整えばかなり集中して勉強ができるので、重宝しています。

条件が整えば、というのは時には集中を妨げられることがあるということです。例えば団体がやってきてワイワイ、このカフェは食事もできるのでご家族や仲間同士で食事に来る人たちもいて、時には賑やかになります。あるいはカップルでやってきて、恐らく最初は勉強目的だった筈ですが、途中から何やらまったりとしたラブラブムードになる人たち、煩いわけではないので良いのですが何だか気になります。心なしか欧米の学生が多いように思います。あとは、BGMに同じ音楽を繰り返し流しているので、ちょっとウンザリしてしまうこと。これはいつか変えてくれると信じています。

○曜日の○時から○時はここに来て勉強する、と決めて例外なく実行するようにすると、あまり苦にならずに勉強できるようになりました。私が行くタイミングでいつも会う人もいて、話しかけこそしませんが、密かに同志と決めさせてもらって心の中で一緒に頑張ろう!と挨拶したりしています。

大学関連の施設、お薦めです。

言葉が理解できるメリット

新型コロナウイルスの感染拡大の状況で、ボチボチですが中国語を学習してきて本当に良かったと実感しています。それは何といっても現場の状況や雰囲気が直接理解できて、安全対策も事実に基いて判断できるからです。

私は感染拡大の前に日本に帰国したので、日本で報道されることとと中国人の仲間が提供してくれる中国語での情報とのギャップがよく分かります。日本では中国に対してまだまだ「隠蔽国家」だとか「自分勝手な国民性」だとか偏見を持つ人がいるようで、報道も事実ではあっても偏ったものが多いと思います。中国からの情報をみると日本では何故か報道されない別の事実がたくさんあります。誤った判断をしないために事実を網羅的に知る必要があります。

危機状況において事実が正確に分かることは身を守る上で最も大切なことです。外国に住む場合は言葉の習得は必須だと思います。

褒めてもらう(★★★)

学習のモチベーションを上げるのに褒めてもらうというのはとても有効なことだと思います。子供に接していると特によく分かりますが、ちょっとしたことでもしっかり褒めてあげると子供はその気になってますます頑張って高みを目指します。訳知り顔で多少冷めているとはいえ大人も同じ、上手く褒めてもらうことでモチベーションはグッと高まります。

もちろん自分から褒めて褒めてとお願いしても良いのですが、やはり褒め上手な人が近くにいてくれるのが一番良いです。私はこれまでに多くの先生に中国語を教えて頂きましたが、褒め上手な先生に教えて頂いている時にはしっかりと「豚もおだてりゃ木に登る」状態になり、学習が進みます。大学で外国人に中国語を教えている先生は「大学生含めて私が教えている生徒の中であなたが一番覚えが早くて優秀だ」といつも言ってくれていました。実際には先生が教えている大学生は非漢字圏の国の人ばかりなので日本人の私が理解が早いのは当たり前の話なのですが、それが分かっていても褒められると悪い気はしないものです。

ある方はご主人が褒め上手でちょっとした進歩でもしっかり褒めてくれるとのこと、学習開始3ヶ月でHSK5級のリスニングと読解共に正解7割を越えたそうです。もちろんその方が優秀だということもあるでしょうが、褒められることの効果も大きいことと思われます。

褒め上手な人が周囲にいるかどうかは運もあると思いますが、ある程度自分でできることがあるとすれば、まず自分が人のことを褒めてあげることでしょうね。人間関係は鏡なので褒められたら褒め返そうとするのが人情です。周囲の人に上手に手伝ってもらってモチベーションを高めて頑張りましょう!

中国語を学ぶメリットを確認する(★★★★★)

中国語を学ぶメリットをしっかり認識することが、学習に対するモチベーションを維持し高めるために最も重要だと思います。私はどちらかというと必要に迫られてしぶしぶ学習を開始したクチですが、今ではそれが運が良かったことだと思っています。中国語ができるメリットが高まってきたからです。

中国の高度発展期に合わせて1990年代中盤から2010年代初旬までに日本の企業の中国進出が相次ぎ、中国語ブームが高まりましたが、その後やや沈静化したと思います。しかし本当の需要はこれからだと思います。私が子供の頃は「これからは英語だ。英語を勉強すればチャンスが広がる」と言われました。私はそれを中国語に置き換える時期が来ていると考えています。それは、経済大国となった中国が今後も発展して将来は世界をリードするようになると考えられるからです。日本にいた時は分かりませんでしたが中国に住むとそれがリアルに感じられます。その観点から大きく二つのメリットがあります。

一つ目は活動範囲が広がることです。中国語を使う人の数は元々多く、中華圏以外でもシンガポールやマレーシアなどの東南アジアや各国のチャイナタウンなどで広く使われていて、13億人強と言われます。二番目のスペイン語の約4.5億人、三番目の英語の約4億人と比べて圧倒的に多いです。中国が発展する前は数が多いだけで重要視されませんでしたが、今では多くの人が学び活用する言語になっているため、英語のような共通言語になりつつあります。中国語ができると活動範囲が中華圏と東南アジアに広がります。更に共通言語化の進展により他の地域でも使えるようになります。最近ではヨーロッパでも通じるようになってきたと聞きます。

二つ目はチャンスが広がることです。中国は政治面で日本と対立することが多い一方で、日本を先進国としてベンチマーキングしており、2021年にはあらゆる分野で日本を追い越すことを目標にしています。科学技術の領域でもAI大国になることを目指しており、高度な技術知識を持った若い人材が大量に育ってきています。明確な目標を掲げて、巨大なマーケットと先進科学技術を持つ国、それがすぐ隣に存在するのに交流しない手はありません。一方の日本は少子高齢化の進展で経済を維持するのは難しくなり、自然と観光立国へと向かうと思います。日本には豊かな自然と趣のある文化、おもてなしの心があり、世界中の人から愛されていますので、観光産業は大いに発展すると思います。そしてさらに多くの中国人が来日するようになるので、日本にいても中国語が話せるメリットは大きくなります。日中互いの利点を活かして共に発展していきたいものです。

そんな有益な中国語を、同じ漢字文化を持つ日本人は他国の人より簡単に習得できるのです。やらねば損だと素直に思います。

一方、ツイッターで有識者の方々から以下のような利点を紹介して頂きました。参考になさって下さい。新たな気づきが沢山ありました。

欧米人への英語コンプがなくなる、おおらか元気になれる、中華圏以外でも通じる、美味しい中国ローカル料理が食べられる、古代中国の英知を学べる、互いに交流できる、思考のスケールが広がる、漢字圏で比較的簡単に習得できる

中国の日本語マニアを見習う(★★★)

中国にも日本語を熱心に勉強されている人がたくさんいらっしゃいます。日本経済の減退に伴って日本へ留学される方、日本語を専攻する人が減りました。しかし近年は日本のアニメやドラマの人気のおかげで、専攻まではしないものの、日本語が好きで個人的に勉強しているという方が若い世代を中心に増えてきたように思います。以前よりも日本語が中国人の生活に入り込み気軽に使われるようになってきました。

日本語を勉強されている方の中には、マニアレベルの人がいて、その熱心さに驚かされます。こういう状態になると学ぶことが楽しくて仕方がなくなるようです。見習いたいものだと思います。

ある知人は、大学時代に日本語を専攻し、九州の大学に留学していたそうですが、中国に戻ってからも日本人との交流を楽しんでいて、日本商工会の世話人などをやっています。とにかく日本語が好きで、日本人との会話で知らない言葉が出てくると必ず確認して覚えてしまいます。だから一般の日本人が知らないような言葉をたくさん、しかも正確に知っていて驚かされます。

ある知人は、外国語の名門、大連外国語大学で日本語を専攻して、日本へ行った経験がないのに驚くほど正確な日本語を使います。まるで日本に長い間住んでいたのではないかと思うほどです。その方によると、なまじ日本に留学して場慣れによって習得するより、しっかりと勉強する方が正確に習得できるそうです。「私の日本語の文法は一般の日本人よりも正確だと思いますよ」と自信を持って語ります。

ある知人は、日本語を専攻しているわけではないですが、日本のアニメが大好きでそれを楽しむために日本語を覚え始めて、次第に日本のドラマや、更に高じてコスプレなどを楽しむようになったそうです。好きな言葉だけを覚えているうちに日本語でコミュニケーションができるまでになっていて、元々優秀な方なのでしょうが、その肩の力を抜いた自然な習得の仕方は大いに参考になると思いました。

私はあまり会ったことがないのですが、日本人にも中国語マニアの方はたくさんいると思います。私たち中級レベルの兼業学習者も自分なりの中国語マニアになって、楽しく習得するようにしたいものです。好きこそ物の上手なれです。

中国人の僕は日本のアニメに救われた!

孔子様に祈る(★★★)

「人事を尽くして天命を待つ」尽人事而待天命と言いますが、ただ待っているというのも芸がないので「困った時の神頼み」、最後は祈りましょう。日本の太宰府天満宮のように、中国でも学問の神様を祀っているところが沢山あります。中国で学問の神様、というか古代の偉大な思想家は何人かいますが、なんといっても一番有名なのは孔子です。中国各地に孔子廟があり、多くの受験生が合格祈願に出向き、许愿牌(お札)にそれぞれの願い事を書いて残します。実際になんらかの恩恵があるかどうかは分かりませんが、祈ることそのものには力があると思います。短い時間ではありますが、心静かに自分の目標と希望を見つめ直すことになるので、決意と共にやる気がみなぎります。場合によっては最善を尽くしたと思っていた「人事」がまだまだ甘かったと認識して更に頑張る気になるかもしれません。また、昔の科挙の試験場跡などがあれば訪ねてみましょう。立身出世を志してひたすらに頭脳を磨いた偉人たちのパワーに触れて、やる気になるかもしれません。

私は現時点で南京に通算で4年くらい住んでいるのですが、近くの観光地にある孔子廟や科挙の試験場は外から眺めるだけで中まで入ったことがありませんでした。近所の観光地はそれが有名なものでも身近すぎて、お金ももったいないとか考えて、何となく中までは入らないという、よくある話です。しかし、私の中国語の能力がいまひとつ伸びないのは、こんな良い環境にいるのに活用していないからではないかと思い付き、先日4年目にして初めて入場料を払って中まで入り、これまで外から眺めていた孔子像を近くで拝んで、科挙の試験場を見て昔の偉人たちに思いを馳せました。何となくモチベーションが上がった気がします。ちょっと恥ずかしくて许愿牌に願い事を書くまではしなかったのが少々心残りですが、次回のHSKで効果のほどを確認しようと思っています。

眠れなくなるほど面白い 図解 論語

自分をその気にさせる(★★★★)

何事もモチベーションや好奇心によって上達するものだと思います。そして好きになる、楽しくなる、そうすれば努力も苦にならなくなります。もちろん中国語の学習も同じことが言えると思います。モチベーションを上げるにはどうすれば良いか、私自身がやる気になった出来事から考えてみます。

まずは「褒められたこと」です。仕事で中国を担当することになって、どちらかと言うと仕方なく中国語を始めた私です。正直言って大して興味もありませんでした。だから最初は「生活の必要最小限の会話ができるようになればいいかな」というモチベーションが低い状態でたらたらと勉強していました。そんな中、最初にやる気になったのは褒められたことがきっかけです。どちらかというと与えられたタスクは真面目にこなす方なので、先生に宿題として課せられた単語と拼音覚えることを毎回淡々とこなしていきました。すると、他にはそういう生徒がいなかったのか先生がすごく感心し「真面目だ、頭が良い」と褒めてくれました。私は極めて単純にできているので、これですっかり気を良くして前向きに取り組むようになりました。以降、「字が中国人より綺麗だ」とか「発音をマスターするのが速い」とか言われるたびに脳内麻薬が分泌され、モチベーションが高まっていきました。今にして思えば私をやる気にさせるために先生が少しでも良いところを見付けて褒めるようにして下さっていたのだと思います。その目論見は見事に当たりました。そのようにしてハイテンションを維持して学習を続けたのでHSK5級にも比較的早く合格しました。「仕事をしながらそんなに早く合格できる人はいない」(実際にはたくさんいらっしゃるのですが)などと最後まで誉め殺しにあい、そのいい気分が今も尚続いています。先生に感謝です。

次に「聞き取れるようになったこと」です。中国語を習っていない時は、当たり前ですが中国人の会話がただの雑音にしか聞こえませんでした。しかも一般に中国人の声は大きいですし公共の場でも周囲の迷惑を気にしないので、正直言って不快なことが多かったです。それが、学習を進めていたある時、街で聞いた簡単な会話が完璧に聞き取れたことがあったのです。これは私にとっては衝撃でした。それまで雑音にしか聞こえなかった音が突然意味がある言葉に変わったのです。それに伴って中国人への親近感も突然高まりました。意味不明の雑音を発する外国人からコミュニケーション可能な隣人になった瞬間でした。

そして「会話ができるようになったこと」です。中国語の先生と勉強に付き合ってもらっていた運転手さん以外の人と、初めて中国語で会話できた時は嬉しかったです。もちろんごく簡単なやりとりですが、それまで通訳さんを介して話していた人と直接意思の疎通ができたのは感動でした。なかなか進歩しないけど諦めずに続けてきて良かったと心から思いました。

振り返ってみると、語学を学習する人にとってごく当たり前の事に、当たり前の感動と達成感を覚えてきたのだと分かります。そしてその時の感動を思い起こすことで新たなモチベーションが湧いてくるように思います。嬉しかったこと、楽しかったこと、自分自身のストーリーを振り返って、自分をその気にさせる。モチベーション喚起に有効なことだと思います。