2004年ごろから中国の長春で仕事を始めました。当時は中国はまだまだ発展途上で我々日本の技術者は中国の会社に技術指導をする立場でした。なので中国の人たちにとても大事にしていただきおもてなしもして頂きました。その中で一番困ったのが白酒による乾杯攻撃でした。私が行っていた会社は国有企業だったということもあり当時は歓迎会が非常に豪華で料理もお酒も高級なものがふるまわれました。そこでいつも出てくるのが茅台酒でした。
この茅台酒ですが当時はアルコールがきついだけで全くおいしいと思えずそれどころか何度も何度も乾杯を強制されるので次第に辛い酒、苦行の酒と認識するようになりました。何杯も飲んでベロベロになってホテルに帰る、そして次の日はひどい二日酔いのまま出勤して仕事をする、そしてその夜また乾杯攻撃、こんな毎日を繰り返しているうちに茅台酒が本当に嫌いになりました。プロジェクトが終わって帰国する際などにお土産に茅台酒を持たせてくれようとするのですが、私としては全く嬉しくなく、何とかお断りするか、どうしても持たされた場合は日本に持って帰って中国人の知人にあげたりしていました。
そんな茅台酒をわざわざ買って日本に持ち帰る強者の同僚がいました。どうするのかと聞くと正月に帰省して田舎の友達と一緒に気合で飲むのだ!と言ってました。
時を経て落ち着いて発展していく中国を落ち着いてみられるようになって、ようやく茅台酒が超高級なお酒だということに改めて気づかされました。しかも驚くほど高い!超高級なだけに偽物もかなり出回っていると聞きますが当時私がいただいたお酒は政府関係の人から回ってきたものだということでしたのでおそらく本物だったのだろうと思います。お土産にくれようとするのを断るなんて、なんともったいないことをしたのだろうと今更ながらに後悔しています。
あの頃、もう少し落ち着いて飲ましてくれたらよかったのに!と当時の中国人の友人と懐かしく話したりしています。
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