日本と中国の相互発展に向けた人材相互活用

日本は少子高齢化が進んできて近い将来人口が激減する見通しです。人口減は経済の衰退に直結しており将来日本はますます衰退していくのは確実です。それに歯止めをかけるためには労働人口を増やすことが先決ですがいきなり日本人の出生率が高まるわけではありません。そこで考えられるのがお隣の大国である中国の人材の活用です。中国は教育レベルが高まってきて非常に優秀な若者がたくさんいます。彼らは国内のトップ大学や海外では欧米のトップ大学を目指し、残念ながら日本へはあまり多くは来てくれません。しかしながら一定数の日本に親近感を感じてくれる若者もいて日本の大学に留学に来てくれる人もいます。そういう方々に将来的にも日本で活躍していただける仕組みを作れば日本経済の維持発展に繋げられます。実際に私の経験では日本の大学に留学して日本の企業に入ってきた中国人の若者は大変優秀で意欲が高いです。日本語もペラペラで問題ないですし仕事も貪欲に覚えて主体的に進めてくれる人が多いです。もちろん人によりますが大きな可能性を秘めた人材活用だと思います。

一方で中国では優秀な若者はITなどの先進事業領域に入っていきます。そのため現在の経済を支えている既存事業の領域では人材の確保が比較的難しく発展できていない様子が伺えます。ここに日本の経験を有するベテラン人材を投入すれば中国では置き去りになっている既存の事業領域の発展が図れると思います。日本経済の衰退により中高年が職を失うケースが散見されてきました。彼らが培ってきたノウハウを日本で埋もれさせるのではなく中国で活用させてはどうかと考えます。

日本と中国の相互発展のために考えていきます。