中国語にも大陸で使われている簡体字と主に台湾で使われている繁体字があります。私は大陸の簡体字の中国語を学んできました。一応簡体字が日本の略体字ではどの漢字なのか一通り覚えたつもりで学習を進めてきましたが、ある時台湾の繁体字の文章を見ると簡体語よりずっと分かり易いことに気が付きました。
繁体字の方が簡体字より略体字に近いですし、異なる繁体字でも以前日本で使われていたものがたくさんあります。分かり易いのは当然です。既に簡体字でまる覚えしている単語や文章は別としても、私は基本的には繁体字の文章の方が分かり易いと感じました。
そこでこれを利用して簡体字と繁体字の両方で書かれた同じ文章を読んでみることにしました。以前両方が書いてある買テキストを買っていたので、改めてそれを引っ張り出して読んでみました。すると簡体字では何となく曖昧な理解のまま読み流していた部分が、繁体字だとクリアに分かったりします。簡体字で覚えている単語も自分が明確に理解している漢字で見ると改めてハッキリと理解できたりしました。
お薦めの勉強法という程のものではないかもしれませんが、新たな気付きや理解を得る上で面白い方法ではないかと思います。
書き込み式 台湾華語&繁体字練習帳
学習のモチベーションを上げるのに褒めてもらうというのはとても有効なことだと思います。子供に接していると特によく分かりますが、ちょっとしたことでもしっかり褒めてあげると子供はその気になってますます頑張って高みを目指します。訳知り顔で多少冷めているとはいえ大人も同じ、上手く褒めてもらうことでモチベーションはグッと高まります。
もちろん自分から褒めて褒めてとお願いしても良いのですが、やはり褒め上手な人が近くにいてくれるのが一番良いです。私はこれまでに多くの先生に中国語を教えて頂きましたが、褒め上手な先生に教えて頂いている時にはしっかりと「豚もおだてりゃ木に登る」状態になり、学習が進みます。大学で外国人に中国語を教えている先生は「大学生含めて私が教えている生徒の中であなたが一番覚えが早くて優秀だ」といつも言ってくれていました。実際には先生が教えている大学生は非漢字圏の国の人ばかりなので日本人の私が理解が早いのは当たり前の話なのですが、それが分かっていても褒められると悪い気はしないものです。
ある方はご主人が褒め上手でちょっとした進歩でもしっかり褒めてくれるとのこと、学習開始3ヶ月でHSK5級のリスニングと読解共に正解7割を越えたそうです。もちろんその方が優秀だということもあるでしょうが、褒められることの効果も大きいことと思われます。
褒め上手な人が周囲にいるかどうかは運もあると思いますが、ある程度自分でできることがあるとすれば、まず自分が人のことを褒めてあげることでしょうね。人間関係は鏡なので褒められたら褒め返そうとするのが人情です。周囲の人に上手に手伝ってもらってモチベーションを高めて頑張りましょう!
時間がとれない兼業学習者でもHSK6級合格レベルに到達できるノウハウ集