ジャック・マーの成功にみる言語学習の重要性

ジャック・マーは中国アリババグループの創始者で近年最も成功した経済人の1人です。彼の経歴は広く紹介されているのでご存知の方も多いと思いますが、現在の巨大なIT企業の創業者が華々しい経歴を持つ中で、かなり苦労した経歴の持ち主です。杭州で生まれ育った彼は普通の学校に通い、その中で成績はあまりよくなかったそうです。大学入試には2度失敗し、就職後に再度大学受験を目指し、3度目で抗州師範大学になんとか補欠で入学したそうです。ただ、80年代の中国では大学に進学するというのは大変なエリートだったそうなので、優秀な上に努力をして重ねられたのだと思います。しかし、その後就職をしようと就活するも30社受けて全滅、なんとか大学の講師の職にありついて細々と暮らしていたそうです。このままではいけないと起業をして、その関係でアメリカに行った際にインターネットに出会い、それを中国に持ち込んでアリババを創業して大成功したという略歴です。

そんな彼が子供の頃から必死でやっていたことは英語だったそうです。中学生の頃に近所の外国人が宿泊するホテルに行って無料で観光案内をやっていたというのは有名な話です。大学まで行っていろいろ学習しましたが就職は失敗、仕方なく自分で興したのが唯一使える英語能力をいかした翻訳会社。その仕事を通してアメリカ訪問の機会を得てインターネットを知り、英語でのコミュニケーションで知識を得てビジネスを拡大し、成功へ繋げました。

英語を学ぶことが成功に繋がるというビジョンが彼に見えていた筈はありません。しかし、英語というコミュニケーションツールを得ることで、自分の知らない新たな世界が開けるのでは?ということは、当初からではないにせよ、直感的に理解していたのではないかと思われます。

もちろん英語学習だけが彼の成功要因ではなく、類まれな起業家精神と行動力に起因するところが大きいと思いますが、英語学習を継続したことが基盤になったことは間違いないと思います。

現代では多くの分野で中国が最先端をいく技術やビジネスがたくさんあります。私たちも中国語学習を通して新たな世界を切り開いていければ素晴らしいと思います。

「アリババ」を世界一の小売業にした男 ジャック・マー (中国現代企業家列伝)

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