PCや携帯が発達して手で文字を書くことが少なくなってきました。日本の漢字ですら怪しくなってきた人もいるのではないでしょうか?漢字は象形文字なので絵のようなイメージで右脳で覚えられるという利点がある一方で、正確に書こうとすると意外に書けないものです。賛否両論あるかとは思いますが個人的には手書きの練習を積んだ方がしっかり覚えられると思っています。特に注意が必要なのは日本の漢字とイメージは同じだけど詳細が微妙に違うもの。書いてみてはじめて違いがあることに気が付くというケースが多々あります。対と对、変と变、辺と边、査と查などですね。手書きで文章を書くというのは時間がかかるので短時間で効率よく学習したい人には難しいと思いますが、最低1回はどの漢字も手で書いて書いてみることをお勧めします。分かっていたつもりなのに書いてみるとアレ?という気付きが必ずあります。そして手で書いて認識した「ああ、ここが違うんだな」という手で覚えた記憶は結構しっかりと残ります。また、書いてみると簡体字の工夫している点が実感できて面白かったりします。
因みに中国本土の漢字は簡体字、台湾などで使われている元々の漢字は繁体字ですが、日本で使っているのは略体字というそうです。