自分の発音の良し悪しはできる人に客観的に確認してもらわないと分かりません。できる人といえば基本的にはネイティブですが、中国は広大で人が多いので方言が多彩で広東語など普通话とは全然違う言葉を話している方も多いです。しかも普通话は普通话でも等級分けされているくらい上手い下手があるようなので、中国人だから良いというものでもありません。そこで、微信チャット等の音声入力に話しかけてみて正確に認識されるか試してみました。チャットレベルの短い文章ばかりですか、結果からいうと私の場合はかなりきちんと認識されました。上手だと認められたようでなんだか嬉しかったです。
しかし使い続けるにつれあまりにもよく認識するので逆に心配になって、改めて考えてみました。
私は学習初期に東北地方でガッチリ拼音から鍛えてもらったので発音が上手いと言われることはあります。ただしそれはあくまで「日本人にしては」ということで、実際には自分で話していてもベタの日本人訛りが聞こえてガッカリしますし、聞き手が怪訝な顔をすることも頻繁にあります。中国語を話していると認識してもらえず英語で「Sorry, I can’t speak Japanese 」などと言われて情けない思いをすることすらあります。それらを考え合わせると音声認識というのは音声のバラつき幅を吸収する機能が優れていて、発音が多少違っていても正解を導き出せるのではないかと思います。つまり発音の良し悪しの判定にはあまり適していないのではないかと思います。それに気付きガッカリ(ぬか喜びだった)しましたが、まぁ仕方がありません。
私レベルの発音能力でも認識してもらえるありがたい便利機能ということで活用していきます。