語学というのはスポーツと同じで、正しい方法を学んだら後は繰り返し練習することが大切だと思っています。繰り返し練習するのにもコツが必要で、淡々と継続することも大切ですが、時には集中的な取り組みをすることで、学習効果が高まると思います。スポーツでは日々の練習に加えて、定期的に特別練習や合宿を行って能力を高めます。同じように中国語学習でも、集中週間を設定することをお勧めします。
集中週間で実施したいことは2つあります。一つ目は基本や疑問点の見直しです。学習を進めていると、基本ができていないうちに、あるいは理解が不十分なまま何となく流して進めてしまうことがあります。所謂「やりっ放し」で後からは聞けない状態になってしまっているものです。それを集中週間にまとめて見直して習得します。ポイントは日頃の学習の中で気付く理解不足や曖昧なものを、後で見直せば分かるようにチェックしておくことです。復習ノートの作成、活用が重要です。
二つ目は、期間中は中国語にどっぷり浸かることです。一時的に学習の負荷を高めて一段上のレベルへの飛躍を図ります。ただしここでは新しい知識を習得するのではなく、既存の知識をフル活用して読み書きや会話をして、知識を体得&定着させるのです。その期間はできるだけ日本語を使うのを避けて、中国語のみにします。期間は長くなくても、集中できさえすれば数日でもかまいません。メリハリを付けることで学習を加速させます。
これらの方法で知識をブラッシュアップすると、分かる感/できる感が高まって、その達成感が新たなモチベーションにも繋がります。中国関係の行事がある日や中国人の知人に会う日などを利用して、集中期間を設定してみてはいかがでしょうか?