道案内をする

中国語を学んでも使う機会がないと面白くありません。映画や本などで楽しむことはできますがやはり語学の醍醐味は人との交流、会話だと思います。親しい友人や同僚がいる人ならともかく、中国人の知人が少ない人には会話の機会はあまりないものです。

中国にいる人の場合はいい方法があります。道案内をするのです。中国では道を訊ねてくる人がとても多いです。日本人のように人に聞くことに躊躇がありません。どこででも捕まえて遠慮なくどんどん聞いてきます。うまく答えられずに「私は外国人だから…」と答えても「それがどうしたの?」みたいな顔で何度も聞いてきます。考えてみれば外国人であろうが何者であろうが道を教えてくれればいいのであって、聞くのを止める理由にはなりません。だから「知りません」と答えたら諦めてくれます。

これを積極的に受けたら会話の練習になります。短いですが中国語で意思疎通し人の役に立てたとなれば充実感、達成感があるものです。会話といっても難しい言い回しを覚える必要はなく、「真っ直ぐ行って次の角を右に」とか「あのビルの対面」とかの決まり文句をいくつか覚えておいたら十分に通用します。時間があるなら会話をしながら連れて行ってあげれば良いのです。

必要なのは土地勘があることと目的地を聞き取る能力があることです。土地勘の方は常日頃散策して覚えれば良いですが、聞き取りはなかなか難しいものです。しかも広大な中国には方言も多いので全く聞き取れない場合もあります。そういう時でも一度で諦めるのではなく、何度も言ってもらって丁寧に聞いて、それでも分からなければ書いてもらう等で理解するように努めましょう。案外なんとかなるものです。

日本にいる人の場合は中国人観光客の道案内をすることが考えられますが、自分ではやったことがないので分かりません。ただ、中国人は人懐っこい人が多いので、困っている人を見かけたら中国語で話しかけると喜ばれるのと思います。

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