中国の歴史や史跡が好きな方には特にお薦めです。団体旅行のガイドさんが観光地の要所要所で解説をしていますが、それを旅行客に混じって一緒に聞いて回る方法です。私は歴史や史跡が好きなのでとても楽しく、多少その方面の知識があるのでガイドさんの中国語の説明がスルスル入ってきます。大きな観光地だと団体ツアー客はたくさんいるので、自分が興味がある場所に行ってガイドさんを見付けて説明に聞き入ります。
ただ問題は、しばらくついて行っていると団体客が異分子が混じっていることに気付き始めて「ところでこの人は誰?」という目で見られ始めるということです。服装や仕草で日本人だと分かるケースも多々あるので一度疑われだすと特に目立ちます。これを防ぐためにはガイドさんの話を聞きながらも団体をよく観察して、団体が仲間集団なのか別グループの組み合わせなのかを見極める必要があります。仲間集団だと異分子は発見されやすいので早々に別に移ります。別グループの組み合わせだと互いに見ず知らずの関係なので異分子は発見され難く、発見されても干渉されることは少ないです。この場合は発覚してザワザワし始めるまで知らぬ顔でついて行けば良いです。私はだいたいはこの方法でガイドさんの説明を堪能しています。しかし、最前列で食い入るように聞いているとガイドから「団体の方ですか?」と聞かれ、仕方なく正直に「違いますが聞いてて良いですか?」と答えたら「お断りします」と冷たく拒絶されたこともあります。そそくさと退散して、次の団体を探しました。
個人的にはお気に入りの方法なのですが、あまり褒められたものではない単なるタダ乗りなので、ほどほどにしておいた方が良いかもしれません。