映画を見に行ってみる(★★★)

中国では中国語ベースの映画でも字幕が付くものがほとんどで、外国人にはとてもありがたいです。ただ、私の読解力が会話のスピードについていける訳ではないので、字幕はサポートツールとして一応目で追いながら聞き取りの方に集中しています。実は私はストーリーの概要が掴めたら上出来といったレベルで、ウィットに富んだ会話やジョークなどは理解できません。周囲が笑ったら自分も分かったような顔で遅れて笑うという、外国人にありがちな反応をしています。でも私はそれでも良いと思っています。

というのが、この反応は滑稽ではありますが実はかなり重要だからです。自分が分からなかったことが強く印象に残るからです。「あの場面、あのセリフで皆の真似をしてなんとなく笑ったけど、一体何だったのだろう?」という疑問はその映画をまた見てみようというモチベーションに繋がります。そして動画を入手して何度も繰り返し見たり一時停止して字幕を確認したりして「なるほど!」と理解するともう忘れません。そして遂に本当に笑うことができるのです。

私がこの方法で多くの言葉を学んだのは「人再囧途之泰囧」(英語名:Lost in Thailand)でした。2012年12月に公開された中国のコメディー(日本未公開)でしたがこれが劇場で見た時に私の理解力で分かる部分だけでもかなり面白く、その後DVDを購入して繰り返し見ました。実はこの映画が2010年にヒットした「人再囧途」のパート2にあたるものだと知り、こちらも何度も繰り返し見ました。とても面白いので是非見て下さい。

ただ、映画は自分が興味があるものを選ぶ必要があります。適当に入ってみたら全然面白くなく、グーグー寝てしまったということも度々ありました。

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