監視カメラの是非

比較的長い間中国関係の仕事をしてきて中国の変化を内側から観測してきたつもりですが、いつからあったのか、或いはいつから増えたのかはっきり解らないのが監視カメラです。00年代前半に頻繁に中国に来るようになった当初は町が整備されていなかったこともありカメラはあまり見かけなかったような気がします。しかしそれは私が注視していなかっただけで実際にはたくさんあったのかもしれません。それがある日突然(私的には)街中監視カメラだらけになっているのに気が付きました。交差点、標識の上、信号機の上、地下道のエスカレーター、地下街、店舗の出入り口、マンションの柵の上、至る所にカメラがあります。こういう光景に慣れていない外国人はその多さにびっくりすると思います。

常時誰かに監視されているというのは確かにあまり気持ちが良いものではありません。自由がないと感じます。ただ、一般市民として普通に日常生活を送っている分には特別な制限がある訳ではなく、何の問題もありません。そしてこれだけカメラがあると見付からないように悪いことをするのは難しく、悪人に対しての抑止力になり、一般市民にとってはそれが治安維持になっていると思います。

監視社会として有名になっている中国ですが、一般生活を送る分には特に問題がないことをお伝えしました。ただ、外国人は何かと注目される存在なので、疑われるような言動は慎みルールを守って過ごしましょう。

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