日本では理系の優秀な学生は高収入と安定を求めて医師を目指します。少子高齢化の進展に伴ってその傾向はますます顕著になってきています。一方中国では理系の優秀な学生はIT技術者を目指します。清華大学など国内トップクラスの学生はもちろん、アメリカなど海外留学組の多くがAIなどの先進技術の研究に従事しています。医師にはワンランク下の学生がなるそうです。
産業の発展という観点でいうと、理系の優秀な学生が医師になる日本と、IT技術者になる中国(しかも圧倒的に数が多い)では比べ物にならず、近い将来にはその差が顕著になり、どんどん差が開いていくことでしょう。日本人としては寂しいことですが、だからこそ隣同士の国として相互協力を活性化すべきだと思います。
因みに、私の中国語の先生によると、最近中国の女性の間では結婚相手として「程序猿(員)」IT企業のプログラマーが大人気なのだとか。理由を聞いてみると「給料が良い上に、残業休出時間が長いから相手をしなくていいし浮気をするリスクも少ないから」だそうです。なんとも現実的なお考えです。