日本語の特異性を理解する(★★★★)

日本語は非常に細やかで曖昧な言語だと思います。ほんのわずかな表現の差で微妙な意味を伝えます。それに対して中国語を含む多くの外国語は意味を伝えることが最優先で、表現がストレートです。それを理解しておかないと思わぬ行き違いが生じます。

日本語は、まず直訳困難な表現が多いです。例えば「恐れ入ります」とか「お邪魔します」。これらは多くのニュアンスを含んでいて、直訳では伝わりません。

そして敬語。尊敬語と謙譲語と丁寧語を外国語で表現するのはかなり無理があります。

そして語尾のニュアンス。「分かります」「分かるよ」「分かるけど」「分かるもん」などの語尾にはニュアンスがあるので、これらも直訳が難しいです。

そして複数の異なる意味を持つ言葉。「いいです」「すみません」「けっこうです」「どうも」「一応」等々。これらは状況が分からないと何を伝えたいのか分かりません。

我々日本人は、そういう言語を背景にしているのだということを認識することで、外国人とのミスコミュニケーションを少なくすることができると思います。

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