愛すべき老中国 : 仕事編 逃亡?

中国人のリーダークラスと会議をしている際に、都合が悪くなってくると電話がかかってきて「ウェイ?」と返事をしながら会議室から出て行き、そのまま帰ってきません。これは頻繁にありました。もちろんいつまで待っても戻ってきません。リーダーがいなくなったら残ったメンバーでは話はできず、そのうちに一人二人と何も言わずに退出していき、残っているのは生真面目な日本人だけ、という場面がよくありました。

あまりにタイミングが良いことが多かったので、ひょっとしたらその場から逃れるために誰かに電話をかけさせていたのか、あるいはかかってきたふりをしていたのかもしれません。

他にも「上司に呼ばれた」とか「政府の要人が急にやってきた」とか様々な理由で、「後はこの人(部下)と話してくれ」と言い残して出て行きます。そしてたいていの場合は指名された部下は「権限がないから決められない。話の内容を上司に伝えておく」と言って、こちらに喋らせるだけ喋らせておいて、後日確認すると案の定何も伝わっていない、そんなことの繰り返しでした。

真相は今でも分かりませんが手玉に取られている感がアリアリでした。そしてうすうす策略だと分かっていても他になすすべもないという、なんとももどかしい状態でした。

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