ちょっと極端なタイトルですが、それくらいの気持ちで中国人みたいに振る舞ってなり切ってみるということです。自分が日本人だということを忘れて中国人になり切ったら中国語で考えアウトプットするようになるのでは?と考え、試してみました。
セリフや言い回し。プレゼン前の「尊敬的领导,亲爱的朋友们,大家下午好!」のような決まり文句とその話し方をそっくりそのまま真似てみます。日本語の挨拶は礼儀を重んじて大人しい感じですが、中国語の挨拶は堂々としてカッコよく、聴衆もタイミングよく拍手したり対応したりしてくれるので、やってみるとすごく気持ちがいいです。一度やるとやみつきになりしっかり印象に残って定着してくれます。
態度や言葉使い。日本人からみるとぶっきらぼうに思えるズケズケとしたもの言いや発音をやってみます。例えば相手の言うことが理解できなかったら「ああ〜?」と聞き返したり「ちっ」と舌打ちするような、日本人がやられたら凹んでしまう対応です。これをやってみるとなんだか大胆になれて臆することなく中国語を話せる気がします。中国人には普通の受け答えなので遠慮することもありません。やはりなり切るというのは言語習得の上では効果ありだと思います。
ただ、個人的には日本人のアイデンティティである上品な話し方や立ち居振る舞いは外国に行っても大切にすべきと思います。日本人が中国人を真似て(日本人にとっては)粗暴な受け答えをしているのをみるとどうしてもガッカリさせられます。私たちは中国語をマスターすればいいのであって過度に粗暴になる必要はないと思います。日本人としての誇りを持って交流しましょう。(そんなこと言ってるから私の中国語は今ひとつ伸びないのかもしれませんが)
日本語が好きだという中国人の友達がその理由として「日本語を話している時は自分が優しい人になった気がするから」と言っていました。日本人としてとても嬉しかったです。