中国現地で学習する人限定になるかもしれませんが、中国の教材についての知見を紹介します。これは中国語学校のオーナーや大学で外国人に中国語を教えることを学んでいる先生などから頂いたコメントを総括したアドバイスです。中国語学校に通う人は学校で紹介してもらったら良いと思いますが、個人で選ぶ場合はある程度の予備知識がないとどんな教材を買えば良いのか分からないと思います。本屋に行くといろんな教材があって選択に困ります。
出版社で絞り込むならば「北京大学出版社」と「北京语言大学出版社」が2強のようです。外国人への教え方のノウハウが詰め込まれていて且つHSKを想定した模擬練習もふんだんに織り込まれているなど専門性が高いそうです。そしてシリーズでいえば「成功之路」と「博雅汉语 」が良いようです。特に「成功之路」は中国語を始めたばかりの初級レベルから中級上級レベルへとステップアップしていき、更にビジネスなどの専門分野もラインナップされています。大学での留学生教育の教材として幅広く使用されているようです。
ただ、会社員である私の場合は「成功之路」等のステップアップ教材で時間をかけてじっくり積み上げていくことは難しかったので、一つの教材が終わるたびに先生と相談してその時のレベルに応じた教材を紹介してもらって購入していました。学習にあまり時間が割けない人はやはり有識者にアドバイスしてもらいながら進めるのが効率的だと思います。