愛される日本のブランドへ

新型コロナ後の操業再開で中国の自動車市場が急ピッチで回復しています。3月4月と販売台数は伸び、5月には新車販売台数が前年同月の水準に迫り、中古車販売台数は前年同月を上回る可能性があるそうです。その中でも日本車、特にトヨタの人気が高まってきているそうです。

中国メディア・東方網の記事によると、安全基準を満たした上での軽量化(=燃費向上)などの性能面での優位性の他に、長年の地道な取り組みで培われた確かな品質とその信頼性があるということでした。トヨタの品質への取り組み目には見えないですが中国人の間では大量の口コミで蓄積されていて、多くの人が安心してトヨタの車を購入する流れに繋がっているそうです。そんな基盤が出来上がっているので中古値崩れもトヨタが最も小さく、更に愛されることに繋がっているそうです。

トヨタを代表する日本の自動車会社は、中国が自動車ビジネスに挑戦を始めた最初の時期に、中国市場への参入を躊躇ったために、躊躇わなかったドイツ、その後に入ったアメリカの会社に大きく出遅れました。それから約40年、地道な活動を続けてようやく中国市場で確固たるポジションを占めるようになってきました。あまりにも日本的なところが微笑ましく、日本人にとっては嬉しいことです。

トヨタはBYDと組んでEVの中国生産も開始することにしています。中国で愛される日本のブランドは他の国に比べてまだまだ少ないですが、トヨタや他の自動車会社、製造会社も、日本らしい誠実・真摯な取り組みを粘り強く続けて、中国の人たちの信頼を得ていって欲しいものです。

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