私はこれまでにいろいろなテキストや参考書を買い漁ってきました。それぞれにいろいろな工夫がなされていて一長一短あります。それはそれで楽しいし、書籍を揃えることによって「こんなに勉強しているぞ!」というズレた達成感を覚えて満足したりしていました。ただ、こう言ってしまうと身もふたもないですが、HSK6級及第点レベルの兼業学習者であれば、きちんと作られた書籍でありさえすればそれをしっかりやれば十分だと実感しています。むしろあれやこれやといろんな書籍を眺めていたのでは集中ができず、知識が定着しないように思います。もちろん自分に合う/合わないはありますから、内容を確認した上で数冊を厳選し、その書籍のどこに何が書いてあるかが頭に浮かぶくらいやり込むことが最も重要で、習得の近道だと思います。
「書籍のご紹介」のコラムに私が使ってみて良かったと思った書籍を載せています。学習初心者で何から始めたらいいか分からない人には参考にして頂けるのではないかと思います、例えばこの中からご自分の観点で数冊を厳選して、やり込んで頂ければどうかと思います。もちろん、更に上級を目指す人は使う書籍もランクアップしていけば良いと思いますが、とにかく「しっかりやり込んだ上で次にいく」ことを徹底されるべきだと思います。
気分にムラがありなかなかやる気が継続しない私は、その気になった時に書籍を買い込み、「大金をはたいて買ったのだからやらなければ!」というふうに自分を追い込もうと工夫したりしていますが、結局ちょっと開いただけで本棚の肥やしになっている書籍がたくさんあります。「積読」もほどほどにしないと単なるお金の無駄遣いになってしまいます。