会議 結論を導く必要性

違う領域の人たちが集まって会議をする場合に自部門の主張だけをして何も決まらないことが多いです。日本の会社でもよくあるケースですが中国の場合は更に顕著だと思います。中国人は自己主張がはっきりしていてそれをストレートに表現します。私の経験では中国でも北の人の方がその傾向が強いです。また、互いの面子を重んじるので他人の意見を真っ向から否定することはあまりありません。これは南の人の方が傾向が強い気がします。その二つが合わさって、それぞれが意見を言うだけでそのまま何も決まらずに散会することが多々あります。
単なる連絡会議ならそれで良いのですが結論を導く必要がある場合は誰かがしっかり議論をリードする必要があります。基本ですが、議長は予め目的と期待するアウトプットを明確にして議論構成を設計しておき、それを会議の冒頭で、可能であれば前もって参加者に伝えておく必要があります。その上で議論に入ったら目的から逸れたコメントは軌道修正しつつ、領域間で利害がぶつかるようなコメントを全体最適視点で調整しつつ、結論を導くようにリードする必要があります。難度は高いですがこれができれば建設的な議論ができて参加者からも感謝される結果になります。
中国の中で日本人は外国人なので第三者的な立場に身を置くことが容易です。それをうまく活用して議論のリード役を担うのが良いと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です