一般に中国人は日本人より英語が上手いと言われます。確かに会社で中国人の同僚と英語で会話したら、その流暢な表現力と発音に舌を巻くことがあります。
近代の中国では英語熱が非常に高く、多くの人が英語を学んでアメリカに行ってみたいと思っているようです。少し前の映画ですが、中国合伙人(American Dreams in China)を見るとその熱気がヒシヒシと伝わってきます。
学校では一般には小学校三年生から、大都市では一年生から英語教育を始めています。しかも、裕福な家庭ではべらぼうにお金をかけて子供に塾で英語を学ばせているようです。先生はネイティブで二時間の授業を月4回で30万円、しかも先生一人に対して生徒は10名などという話も聞きました。競争が激しい現代中国、みんな習っているから習わないといけない雰囲気だそうです。英語ネイティブは中国では大儲けできそうです。
そんな調子ですから、日本の中学校で習うレベルの英語は、中国では小学校で学習済みということになっています
日本語使用者より中国語使用者の方が英語学習に有利だということもあります。中国語は語順や文法構造が英語に似ています。そしてなんといっても発音、中国語は母音だけでも30以上と英語より多いので、英語の発音はほぼ全てカバーできるようです。対して日本語は母音数はたった5つ、英語の発音を習得するのは大変です。日本人が英語が下手だと言われる所以はこの発音の問題にあります
グローバルでの活躍、中国との交流を志す者にとって、中国語はおろか英語もダメでは話になりません。「言葉ができなくてもなんとかなる」などとうそぶいている人がなんとかなっているのを、私は見たことがありません。
語学学習、言い訳なしでストレートに頑張りましょう!