パジャマで出歩く人たち

中国に行く日本人の間でよく話題になることの一つに中国人の開けっぴろげな行動や服装があります。日本的感覚では違和感を感じることがしばしばあります。社会の発展に伴って身だしなみの意識やファッションセンスが大きく進化して以前ほどではなくなりましたが、今でもアレ?と思うことはあります。

個人的に最も違和感を覚えるのはパジャマで出歩く姿です。以前いた長春は、部屋に風呂やシャワーがない部屋も多く、近所の銭湯に行く人が多い街だったので、洗面器を持った人たちがパジャマで銭湯に向かう姿をよく見かけました。その延長なのか、近所にちょっとした買い物に行く際にパジャマのまま外出する人もたくさんいました。地域性なのか時代が変わったからなのか分かりませんが、移り住んだ南京ではパジャマウオークの人は少なかったですが、それでもたまに見かけます。特に大学に行くとパジャマ姿で構内の共同浴場に向かう若い女性を見て驚きます。大学生たちは基本校内の学生寮に相部屋で暮らしていて風呂は共同の大浴場が多いようです。

その他、スカートが超ミニだったりおへそを出すファッションが多いなど、女性の露出は日本人より多いと思います。しかも若い人だけではなく中高年の女性もそういうファッションを楽しんでいます。女性のファッションについては欧米の暖かい地域でも露出が多いので、日本のファッションが保守的なのかもしれません。

そんな光景にも慣れてくるもので、今では頭上に干されたカラフルな下着がヒラヒラ舞う道で元気にしゃべる超ミニのおばさんたちを見ても、違和感を感じなくなりました。

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