最近はほとんどなくなってきたと思いますが、キャッシュレス移行期には現金払いオンリーのものが併存していて困ったことがありました。お店ではいろいろありましたが、個人的に意外に思ったのがエアポートリムジンバスの支払いで、たまたま現金を持っていた私が持っていない同僚の分を払ったこともあります。もし現金を持っていなかったら、言葉が通じない外国人には難しい局面でした。
博物館なども現金払いオンリーのところがありました。中国人の知人が実際に困ったことを紹介してくれました。
「キャッシュレスが今ほど発達していなかった2年ほど前、ある博物館に行ったら現金払いオンリーだった。でも私は現金を持っていなかった。その上悪いことに携帯の充電が切れてしまっていた。(その場で誰かに送金して現金をもらうこともできない)仕方がないので周囲の人たちにお金を貸してくれないか頼んだのだけど誰も貸してくれない。ある20歳くらいの男性にお願いしたところやっぱり怪訝な目で見られたが、詐欺ではないことを一所懸命に説明してやっとお金を貸してくれ、チケットを購入できた。後日アリペイで彼にお金を送ったのだが何故か受け取ってもらえず、その時から30元を借りたままになっている。」
「現金を持っていない、携帯の充電が切れた」ちょっとできすぎた話のようですが、本人の名誉のために言っておくと、詐欺を働いた訳ではありません。(たぶん)
やはり移行期にはいろんな愉快なトラブルがあるものです。