会話力を鍛えるためにテレビを見るのは効果があると思います。中国では地方ごとの方言差が大きいのでテレビ番組の多くが字幕を付けています。最初のうちは字幕を見ながら、慣れてきたら字幕を見ずに見続けたら、だいたい二か月もしたら簡単なやり取りは聞き取れるようになると思います。ただ問題は私の場合はもともと(日本語でも)テレビがそれほど好きではないこと、ドラマなどの長編をゆっくり見る時間がないことです。いろんな人に楽しい番組を紹介してもらったりしましたがどれも続きませんでした。見たいと思うのはCCTV5のスポーツチャンネルくらいなものです。これはスポーツ観戦なので会話らしいやり取りはほとんどなく会話力の向上には寄与しません。
そこで私は気に入った映画を繰り返し観る方法を採ることにしました。住んでいた東北地方や江南地方に関係がある歴史もの、趣味の武道もの、コメディーものなど、自分自身が何回も見たいと思うものを選んで見続けるようにしました。これがかなり効果的で、気に入ったやり取りは場面ごとセリフを丸覚えすることができます。丸覚えしたセリフは頭の中で日本語を介することなくそのまま使えますので、これが増えていくと会話力はかなり強化されます。
ただ、映画鑑賞も時間がかなりかかりますし家族と趣味が合わない場合は何度も同じものを見ていると嫌われてしまいますので、やはりある程度まとまった一人の時間が確保できる方へのお勧めになるかもしれません。単身赴任の仕事以外にやることがないという方にはお勧めです。
参考までに、私が繰り返し観ている映画を紹介します。ちょっと古いですし日本非公開のものもありますが参考まで。
赤壁(レッドクリフ)/末代皇帝(ラストエンペラー)/辛亥革命/建国大业/南京!南京!/猛龙过江(ドラゴンへの道)/功夫梦(ベストキッド)/功夫/少林足球(少林サッカー)/人再囧途之泰囧人