中国語にも大陸で使われている簡体字と主に台湾で使われている繁体字があります。私は大陸の簡体字の中国語を学んできました。一応簡体字が日本の略体字ではどの漢字なのか一通り覚えたつもりで学習を進めてきましたが、ある時台湾の繁体字の文章を見ると簡体語よりずっと分かり易いことに気が付きました。
繁体字の方が簡体字より略体字に近いですし、異なる繁体字でも以前日本で使われていたものがたくさんあります。分かり易いのは当然です。既に簡体字でまる覚えしている単語や文章は別としても、私は基本的には繁体字の文章の方が分かり易いと感じました。
そこでこれを利用して簡体字と繁体字の両方で書かれた同じ文章を読んでみることにしました。以前両方が書いてある買テキストを買っていたので、改めてそれを引っ張り出して読んでみました。すると簡体字では何となく曖昧な理解のまま読み流していた部分が、繁体字だとクリアに分かったりします。簡体字で覚えている単語も自分が明確に理解している漢字で見ると改めてハッキリと理解できたりしました。
お薦めの勉強法という程のものではないかもしれませんが、新たな気付きや理解を得る上で面白い方法ではないかと思います。