聞き取れない言葉は人に聞く

何度聞いても分からない言葉があり調べてみると略語や書き言葉の読み上げだったという経験がある人も多いと思います。私の場合は地下鉄の車内放送の「此站可到达〜」(この駅では〜に行くことができる)が何度聞いても分からず、録音して何度再生してみても分からず、中国人の知人に聞いてやっと分かったという経験があります。到达〜は分かるので意味は推測はできるのですが、此战可の部分が何度聞いてもそう言っているように聞こえませんでした。

中国語では略語が多用されています。元の語の一部分を残して結合する縮合法(帰国華僑→帰僑)、重要な一語だけを残す簡略法(工業発展綱要→綱要)、簡潔な短い語を使う簡代法(南京→寧)、数言葉による略語法(身体好、学習好、工作好→三好)など多くの方法があります。日本語でも略語は多いので書面でみる場合は何となく分かるものが多いのですが、それでも語順の入れ替えや語の言い換えなどが入った言葉は調べないと分かりません。専門用語の略語も数多くあります。また社会や文化の変遷に従ってどんどん新しい略語が生まれます。

つまり、いくら勉強しても聞いて分からない言葉は常に存在しますので、ネイティブ並みに漢字を一つ一つ正確に聞き取る能力がない外国人には略語の聞き取りはハードルが高いです。聞き取れないからといっていちいち凹む必要はありません。考えても意味がないのネイティブや有識者に聞くのが一番です。

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