これができたら学習効果は抜群だと思います。中国人はひとなつっこい人が多いのですぐに打ち解けてくれます。そこまでは良いのですが、初心者から私くらいまでのレベルでは、本当の意味で友人を作って交流するのは非常に難しいと言わざるを得ません。
というのが、中国語初心者レベルの日本人との会話に付き合ってくれるネイティブは、ほとんどが日本に興味を持っていて日本語が話せる人です。中国語で会話を始めても次第にこちらの下手さに我慢できなくなり、知らぬ間に日本語に切り替えられてしまいます。HSK6級ギリ合格点レベルだと中国語で会話してはくれますが、相手の言うことは聞き取れてもこちらからうまく発信ができないので話が弾まず、すぐに終わってしまいます。あるいは酒を飲むと酔いで気持ちがほぐれて何やらベラベラ会話ができたりします。「飲んだらしゃべれる」という人は多いですよね。でも実際には酔っているので言っていることはメチャクチャ、相手も酔っているのでノリで合わせているだけだし、記憶に残っていないことも多いです。とても進歩したといえるものではありません。シラフでも低レベルの中国語会話に辛抱強く付き合ってくれる優しいネイティブの友達を探すしかありません。
また、本当にできるようになるには日本語を介さずに中国語で考えられるようになる必要があります。中国人の奥さんがいる人から、日常生活を共にして喜怒哀楽を共有するくらいまでしないとこのレベルには行き着けないと聞きました。その方は夢も中国語でみることが多いそうです。私レベルだと夢で中国人の知人が出てきたら中国語を話すことがありますが、中国語でみているわけではなくあくまで日本語ベースの夢に中国語が出てくるというだけです。生活を共にするというのは独身の方なら中国人の友達と一緒に住んだりして可能かもしれませんが、既婚者には難しいですね。