読む力を身に付けるためにはもちろん文章を読むのが一番です。問題は読む気になれるか、継続できるか、ということです。
先ずは難度の問題。辞書を引きながら読むのは手間がかかるので先ずは知ってる単語が多い文章、ほとんど絵本のような子供が読む本を試してみました。うん、確かに読める。問題はちっとも面白くないことです。ではストーリーを知っている名作はどうか?知らない単語をストーリーを踏まえて想像で補いながら、これも読める。でも知っている話なのでやっぱり今ひとつ面白くない。そこで中国人の知人に文章が比較的平易で面白い本を紹介してもらいました。紹介してもらったのは「三体」、これは面白い!引き込まれました。
次の問題は集中力。そもそも日本語の本でも少し詰まると諦めて途切れてしまう。ましてや中国語、つまずきながら読むのでいちいち止まる。そんな感じで実は「三体」は二年前に読み始めたにもかかわらずまだ三分の一しか読めていません。そして加齢に伴い襲いかかる老眼の問題。近くが見え難くなると文章を読むのが本当に億劫になります。ハズキルーペで対策です。
そんな読む力が向上しているとはとても言えない状況ではありますが、それでも楽しく読み進めている間は読むスピードや理解がだんだん速まることを実感しています。いろいろ阻害要因はありますが、自分が好きなジャンルの本を見つけて腰を据えて熟読するのがやっぱり一番効果的だと思います。
例えば、中国でも東野圭吾さんの本は大人気で本屋に行けば必ず東野コーナーがあるので、ファンの方にはこちらがいいかもしれませんね。